旭ロール株式会社 | 世界的にも高度な技術力が高く評価

最終更新日:2025年3月21日

旭ロール株式会社はどのような企業?

 
旭ロール株式会社は、東京都葛飾区に本社を構えている会社で、エンボスロールやプレシジョンロールといった製品を作っています。設立から今年で90周年を迎えており、その成果は社会で大きく評価されています。

旭ロールの業務内容

エンボスロール

旭ロール株式会社エンボスロールエンボスロールとはあらゆる素材に型付けできる金属ロールの事で、壁紙や家具など様々な分野で使用されています。素材に型付けすることで、製品の価値を高めることが出来ます。
エンボスロール製作は大変に複雑で難しい技術を要しますが、旭ロールでは、深みのある手彫りの彫刻から微妙な柄の違いや艶の違いなど、専門の職人や長年のノウハウを活かすことで、世界でも屈指の製品を作り上げることが出来ます。

リリースペーパー

旭ロール株式会社リリースペーパーリリースペーパーとは、特殊な紙に皮革や反射、カーボン模様などのが型押しされたものです。ブランド品、スポーツ用品などで使用される事が多い、国内だけでなく、海外からも注目を集めています。

旭ロールでは、独自に開発した製法により、通常の機械では不可能な自然な本革の質感が再現できるので、クオリティが要求される分野で重宝されています。

プレシジョンロール

旭ロール株式会社プレシジョンロールプレシジョンロールとは、光学用の機能性フィルムなどといった精密均一塗布を目的としたロールの事です。精度や外観への要求が厳しい分野において、旭ロールのこの技術は業界トップレベルの精密加工を実現している。

柔軟性は旭ロールの大きな魅力

旭ロールのような金属加工をする会社は多数ありますが、他社との違いはどような点なのでしょうか?
以下に詳しく掘り下げてみます。

  • 高精度な加工技術
  • 多様な製品ラインアップ
  • 顧客ニーズへの柔軟な対応
  • 環境への配慮
  • 技術と設備

高度な加工技術と最新の設備を備えており、効率的かつ高品質な製品を提供しています。
また、顧客のニーズに柔軟に対応できる体制を整えているので、大量生産だけでなく、特注品の製作も可能です。
近年は、高精度な加工技術やデザインの多様性を求められる中、旭ロールは、多様な市場ニーズに応えることが可能なので、顧客の信頼もとても高いです。
 

製品の特徴とメリット

 
旭ロールの製品は、ロール制作から加工、ロールメンテナンスまでを一貫体制で行っています。
この体制は、世界中でもこの旭ロールだけのようです。そういった背景もあり、品質管理体制が整っており、厳格な検査を通じて、安定した製品を提供することが可能となっています。

技術力と革新

高度な加工技術や研究開発により、業界のニーズに応える革新的な製品を次々と市場に投入されています。旭ロールでも、常に最新の技術を取り入れ、製品の品質向上に努めています。

例えば、機械等では不可能な柄や本革の自然な質感を再現することができる製法を開発しています。
この製法で作成した製品は、クオリティがとても高く、国内だけでなく、海外でもとても注目を集めており、アメリカやフランスなど、世界25か国へと広がっています。
 

エンボス加工の種類と方法

 

一般的なエンボス加工

旭ロール株式会社エンボス加工一般的なエンボス加工では、特殊な金型を使って凹凸をつけます。
これにより、テキストや図形が浮き出たように見え、触ると立体的な感触を得ることが出来るので、高級感や品質感を演出することができ、製品の価値を向上させる役割を果たします。

さらに、エンボス加工は耐久性に優れており、環境にも配慮した加工方法であるため、持続可能なデザインの要素としても注目されています。

逆エンボス(デボス)加工

逆エンボスは、文字や図形を凸面ではなく凹面にする加工の事です。
裏側から加工することで、表面に浮き出たようなデザインになるので、光の反射によって影ができ、デザインに奥行きを与える効果もあります。

デザインやテキストを凹んだ形で表現することで、デザインの重要な部分を際立たせることができます。加工の深さや形状によっては、目を引く効果があり、視覚的な印象を強化する手段として広く利用されています。
 

エンボス加工の一例

エンボス加工と聞くと、素材やデザインを強調したい場合に施されることが多いという印象がありますが、これらの加工を行うことで、耐久性を向上させる役割もあります。

旭ロールエンボス加工例えば、ランドセルのエンボス加工です。
エンボス加工によって表面に立体的な模様や凹凸が作られます。これにより、ランドセルの表面が強化され、摩擦や軽い衝撃に対して耐性が増すことがあります。
特に、エンボス加工が施された部分は表面が一部硬くなるため、傷がつきにくくなる可能性があります。

旭ロールエンボス加工また、靴にエンボス加工を施すことで、さまざまな デザインおよび機能的なメリットが得られます。靴に高級感を与える手法としてよく使用されていますが、エンボス加工を行うことで、靴の表面が強化されます。特に合成皮革やレザーなどは、摩擦に強くなり擦れや傷が目立ちにくくなることがあります。

さらに、靴のアウトソール(底部分)に加工をされることもあり、この場合、滑り止めとしての効果を発揮したり、エンボス加工をすることで通気性が高まり、足の蒸れを防ぐ効果も期待できることから、エンボス加工が重要な役割を果たしていることが分かります。

エンボス加工の利用例

 
様々な分野で幅広く利用されているエンボス加工ですが、以下にいくつかの代表的な利用例を挙げてみます。

パッケージデザイン

高級な製品や特別なイベント用の商品パッケージには、エンボス加工が施されることがよくあります。
ロゴや特定のデザインを浮き立たせることで、視覚的に印象深いものにします。

書籍の装丁

書籍の装丁にもエンボス加工が使用され、タイトルやイラストを立体的に浮かび上がらせ、読者の目を引きます。特に限定版やコレクターズアイテムにおいて効果的です。

自動車内装

自動車の内装パーツ(シートやドアパネル、ダッシュボードなど)において、エンボス加工がデザインの一部として用いられ、豪華さや高級感を演出することがあります。
 

海外市場への進出とデザインの多様性

 
旭ロールは、国際市場にも展開しています。
主な輸出国として、アメリカやイタリア、中国など、世界25か国で製品を提供しています。

サステナビリティを重視する傾向

エンボス加工は、特にヨーロッパやアメリカの高級ブランド市場でよく見られます。近年では、デジタル印刷技術の進化により、エンボス加工を施すプロセスがより簡便でコスト効果の高いものになり、広範な市場で利用されるようになっています。

また、サステナビリティを重視する傾向が高まっており、エンボス加工においても環境に配慮した素材や製造プロセスが求められるようになっています。例えば、リサイクル紙や生分解性の素材を使用したパッケージングや名刺など、エコフレンドリーなアプローチが増加しています。

海外のトレンド

ミニマリズムとクリーンデザイン
シンプルで洗練されたエンボスデザインが好まれ、過剰な装飾を避ける傾向があります。ロゴやブランド名だけにエンボス加工を施すケースも増えています。

カラーエンボス加工
伝統的な透明または無色のエンボス加工に加えて、カラーインクを使ったエンボス加工がトレンドになっています。これにより、デザインがより目立つようになります。

持続可能性
既述のように、環境への配慮からエコ素材を使ったエンボス加工が人気です。特にリサイクル素材や環境負荷の低いインクが使用されることが多く、持続可能なデザインが求められています。

 

旭ロール株式会社の会社情報

 

社名 旭ロール株式会社
設立 1934年5月
本社所在地 〒125-0063 東京都葛飾区白鳥3-22-19
事業内容 エンボスロール、プレシジョンロール、リリースペーパー
ホームページ https://www.asahiroll.co.jp/

企業理念

旭ロール株式会社は、「創造・協調・挑戦」 を経営理念として掲げ、全社員が実践することで独自の『ASAHI SPIRIT』を形成しています。これは単なるスローガンではなく、職人気質とものづくりに対する情熱を基盤とした価値観 であり、同社の発展と技術革新の原動力となっています。

1. 創造
旭ロールの製品は、長年培われた職人の手彫り技術や芸術性を受け継ぎながら、最先端の技術と融合することで生み出されています。顧客の多様なニーズに応え、新しい価値を創出することを使命とし、常に革新的なアイデアを追求しています。

2. 協調
社内での一貫生産体制を強みとし、設計・製造・品質管理まで各部門が一丸となって製品を作り上げています。また、協力会社や顧客との信頼関係を大切にし、長期的なパートナーシップを築くことを重視。さらに、環境保護や地域社会との共存共栄も経営の重要な要素と考えています。

3. 挑戦
未知の分野や困難な技術開発に対しても、旭ロールは果敢に挑み続けます。職人の経験と最新のテクノロジーを融合 させることで、業界の常識を超える製品を生み出し、世界トップレベルの品質を実現 しています。また、新興市場の開拓や海外展開にも積極的に取り組み、グローバルな成長を目指しています。

これらの理念を実践し続けることで、旭ロールは単なる製造業の枠を超え、世界中の産業に貢献できる企業を目指し、技術革新と伝統の融合を大切にしながら、これからも挑戦を続ける会社だということが分かります。

 

事業所や会社の特長

 
本社は、東京都葛飾区にありますが、工場は本社と大阪にあり、千葉県にある関連会社では、金属製品の加工を行っているようです。

会社の特長としては、社会保険や福利厚生も充実しており、週休二日制や残業時間も少ないことから、ワークライフバランスが保てており、女性の社員も家庭と仕事の両立ができる会社となっています。

事業所一覧

旭エンボスメタル株式会社
松戸第1工場
〒270-2231 千葉県松戸市稔台7-30-1
TEL:047-364-2141
旭エンボスメタル株式会社
松戸第2工場
〒270-2231 千葉県松戸市稔台6-9-1
TEL:047-367-9501
大阪営業事務所〒660-0874 兵庫県尼崎市西本町1-37
TEL:06-6413-2081
大阪工場〒660-0874 兵庫県尼崎市西本町1-46
TEL:06-6413-2084

旭ロールの評判、口コミは?

 

ワークライフバランスを重視する会社

近年、多くの企業が社員の働きやすさを重視するしており、旭ロールでもそういった取り組みを行っているようです。

現在40名前後の社員が働いていますが、残業はほとんどなく、ワークライフバランスがとれているという社員が数多くいます。また、育児や介護といったプライベートな事情を抱える社員でも、働き続けられる環境が整えられており、育児休業から復帰する女性社員も多数在籍しています。

風通しの良い会社

社員同士のコミュニケーションが活発で、意見が言いやすい「風通しの良い会社」と言われています。その理由の1つてして、社員間だけでなく上司と部下の間でも双方向のフィードバックが活発という点が挙げられます。この双方向性が信頼関係を深めているようです。

風通しの良い会社で働くことで、社員は安心感を持ちながら自分の力を発揮できるため、業務の効率や満足度が向上しますし、組織全体の柔軟性が高まり、変化への対応力も強化されるというメリットがあります。

ワークライフバランスが良い企業で働くことで、社員の満足度や生産性が向上するだけでなく、企業としての魅力も高まっています。

従業員からの口コミ

旭ロールの従業員からの口コミをまとめました。

質問などは部署を超えて誰にでも聞ける非常に良い環境でした。同年代、上下ともに皆親切で丁寧に接してもらい、働く環境は非常に良かった

風通しの良い社風であったため、疑問、質問は先輩、上司に聞きやすい環境であったと思います。

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